コンサートツアー 2000〜2001

「STARS」 3公演目

At 東京厚生年金会館 on 2000.4.8

 

〜VOHさん、トラック救出!〜

 

 

 

セットリスト

M1:Northern Lights〜輝く君に〜

M2:夢伝説

M3:今夜だけきっと

M4:木蘭の涙

M5:夜更けのリフ

M6:会えないよ

M7:元気を出して

M8:マシュ・ケ・ナダ

M9:上を向いて歩こう

10:Stay My Blue〜君が恋しくて〜

11:トワイライト・アヴェニュー

12:追憶

13:天使の誘惑

14:銀座ネオンパラダイス

15:もうチョットだけ何か足りない

16:WHAT A WANDERFUL NIGHT

17:NO! NO! Lucky Lady

18:と・つ・ぜ・んFall in love

19:ふたり

EC1:クレイジー・ラブ

EC2:銀座カンカン娘

EC3:東京ブギウギ

EC4:Stars

 

 

 

◆ 開演前

 

今回の席は、2階の5列目。昨日は、1階の3列目だったので、実に両極端な席。このような場合、別の角度で楽しめるという利点がある。

 

座席に着くと、友人達に遭遇。偶然にも、席がそばだった。今回の席は、思っていたよりも見易く、ステージ全景を綺麗に見ることが出来る場所だった。

 

斜め前の席には、家族4人連れがいた。家族全員で1つのライブを楽しむ。このパターン、最近スタレビで増えてきたように思う。

 

 

◆ 本編前半

 

1曲目の「Northern Lights」から、10曲目の「Stay My Blue」までを、本編前半とする。

 

開演時間(18:00)を少し回った所で、「Overture “Stars”」が、かかり、歓声が湧き起こる。幕が上がり、メンバーが登場すると、客席は一気に高揚。

 

「今夜だけきっと」の後のMCで、要さんは、「のっけからいってしまいました。昨日からエネルギー全開!ライブやりたい症候群。勝手に名付けましたね」と、楽しそうに話す。勿論、アルバムの話も交えて。

 

「会えないよ」では、ステージと客席の床に、ステージセットの影が、描かれていた。これは、上にいないと気づかない現象。これに気づいてから、持参したオペラグラスを駆使し、もっと別の視点で覗いてみようかなと感じた。とにかく床上に描かれた影が、幻想的で綺麗だった。天井につるされたセットの直線的な模様が、ライトで(グリーン系)照らされ、それがそのまま床に写されていたのだ。

 

メンバー紹介を含めたMC。今回のお題は、「私の健康法」。解答順は、過去の順番と一緒(といっても、きちんと答えていたのは、初日だけだけど)。寺田さんは、「どこでも眠れることかなぁ」と解答。健ちゃんは、「“健”康“一”番っていう名前なので、健康が僕のテーマ。僕は不健康なんですよ。でもね、心は健康なの。これって不健康な人の健康法だね」と、ちょっと長めの前振りを含めつつ、解答。VOHさんは、「緑茶でうがい」。これに対して、柿沼さんは、「緑茶でうがい?もったいないよ〜」と、一言(ちなみに柿沼さんの実家は、お茶屋さん)。さて、前日かなり飛ばしてくれた、柿沼さんは、「健康法というより、スキンケアなんですけど。『Dove』(洗顔石鹸)ってあるでしょ?あれで全身洗うの」と解答。この解答に、少々呆れ顔の要さんは、「…。え〜ただいま、スターダストレビューでは、新しいベーシストを募集しております」と。これに対し、「あ、じゃあ、俺ボーカルか」と、柿沼さん。メンバーも客席も一気に笑う。そうそう、ちなみに要さんは、「寝ないこと」。なんでも、ず〜っと寝ないでいて、自然と寝ちゃうところで寝る。これが健康法ということらしい(ちょっと理解に苦しむ私だった)。

 

ア・カペラコーナーの1曲目は、「元気を出して」。この曲にちなんで、先ほどのメンバー紹介のお題が決まっている。「元気」と「健康」。なかなか良いお題だったかな。「マシュ・ケ・ナダ」に備えた、コーラス指導の時に、「柿沼さん、ちゃんと歌ってますねぇ」と要さん。するとすかさず、「ボーカルですから」と返答する柿沼さん(要さんをはじめ、やはり笑いを誘う一言だった)。この時、遅れてやってきたお客さんを、ちょっといじめる要さん。「今何やってるかよくわからないでしょ〜(遅れてきたお客さんに対して発言)。さっ、じゃあみんなで!」というような、場面も見せる。ア・カペラ最後の曲は、「上を向いて歩こう」。

 

 

◆ 本編後半

 

「世にも奇妙な恋物語」では、今回も、ラブリー根本はいない(この後も、ラブリーの登場は無いような気がする)。

 

「栄光のスタッフリクエストコーナー」では、大好評(たぶん)のラジコントラック登場。ずらりと並んでいる、歴代アルバムの看板の中から、昨日選ばれた看板を裏返す、柿沼さん。要さんが、トラックから手紙を受け取り、トラックが引き返そうとすると、「あ〜!!」と、場内から声が起きる。ラジコントラックが、ステージから落ちそうになったのだ。それをギリギリの所で、VOHさんが、キャッチ。ヒヤッとした場面。「いや〜もうこれ高いんだからさぁ。始まって(ツアーが)すぐ壊れたら、しゃれにならないよ」と、要さん(相当なお金がかかっているようだ、このラジコントラックには…)。と、ちょっとしたハプニングを含めつつ、スタッフの手紙を紹介する要さん(この時、オペラグラスで、手紙を観察すると、文面がきちんとタイトル込みで、ワープロ文字で書かれていた)。今回スタッフが選んだ、アルバムは、暴かれたCDとスタッフが称した、「SECRET FACE」。このタイトル発表後には、場内大歓声。このアルバムから選曲されたのは、「天使の誘惑」と「銀座ネオンパラダイス」。私自身、これは嬉しい選曲だぁ!と、大いに喜んだ。何といっても、生で、「天使の誘惑」が聴ける。これは嬉しい。手紙を読んでいる最中に、客席が、盛り上がって歓声をあげるという雰囲気が、良い。手紙の紹介が終わり、要さんが、追伸を読む。「追伸、寺田さん、先ほどお話しましたが、1週間ぶりにお話したような気がします…」。スタッフの方も、色々趣向を凝らしているなぁと、つくづく思う。

 

準備も整い、「では、秘密のアルバムの、『SECRET FACE』から、お届けしましょう。『銀座ネオン〜』は、アルバム通り、『この曲だ〜!!』から始めます」と、要さんが紹介をし、演奏スタート。「天使の誘惑」は、初めて生で聴いた。要さんが、とてもキュート。「私の唇に、人差し指で〜♪」と歌う所で、人差し指を掲げて歌う仕草が、特に、キュートで良い。また、2番の、シンバルの音がポイントとなるところに合わせ、のけぞる、要さんと、柿沼さんと、VOHさん。あまりにも絶妙なタイミングでのけぞるので、個人的には印象的で笑ってしまった。「この曲だ〜!」と勢いの良い声で始まった、「銀座ネオンパラダイス」。何度も生で聴いているが、「この曲だ〜!」で始まったので、非常に新鮮にきこえた。

 

いわゆる、GO!GO!タイムは、一気に演奏。今回は、初日同様、「と・つ・ぜ・んFall in love」を、「ふたり」の前に演奏。この、18曲目は、交互演奏になるのだろうか(「と・つ・ぜ・ん〜」と、「ブラックペッパー〜」の2曲で)。斜め前のご家族連れでいらしている、小さなお子様も、一緒になって踊っていて、凄く可愛かった。

 

 

   アンコール

 

「東京ブギウギ」では、ラストの英語歌詞の前で、要さんが、ギターで、「禁じられた遊び」と「荒城の月」を演奏。それもなかなか、決まっていた。本日も実に盛りあがり、21:00頃終了。

 

 

◆ チョット感想

 

2階席という位置。前の方ということもあり、ステージ全景を見渡せ、なかなか見やすかった。今回持参したオペラグラスも活用し、ステージのメンバーも勿論だが、ステージセットに注目して、オペラグラスで観察。質感を視覚で捉えたりし、個人的にはちょっとマニアックな見方で楽しんだ。また、照明の効果を、ステージ床や、客席床にも発見し、ある意味楽しかった。私的には、こんな発見をしながらステージを見るのが、結構好きなのだ。ステージセットについては、番外編で書こうかと思う。

 

お客さんは、ほぼ満席。会場周辺では、ダフ屋に「チケット余ってない?」と、何度か声を掛けられた。「チケットあるよ」じゃなくて、「余ってない?」という言葉。これに象徴されるように、場内は、ほぼ満席だったのだろう。確かに見渡す限りでは、びっしりと埋まっていた。

 

次回参加する公演は、5月20日の、宇都宮公演(19公演目)。どんな盛り上がりを見せるのか、楽しみ。